敵は心の中の悪魔
以下は、
ヘブライ大学教授・歴史学者 ユヴァル・ノア・ハラリ氏からの引用です。
――ウイルスの感染拡大で、私たちはどのような課題に直面していると考えますか。
「世界は政治の重大局面にあります。ウイルスの脅威に対応するには、さまざまな政治判断が求められるからです。三つの例を挙げてみましょう」
「まず国際的な連帯で危機を乗り切るという選択肢があります。すべての国が情報や医療資源を共有し、互いを経済的に助け合う方法です。他方で、国家的な孤立主義の道を選ぶこともできる。他国と争い、情報共有を拒み、貴重な資源を奪い合う道です。どちらの選択も可能で、政治判断に委ねられています」
「また、ある国はすべての権力を独裁者に与えるかもしれない。独裁者がすでにいる場合もあれば、新たな独裁者が生まれる場合もあります。一方で、別の国では民主的な制度を維持し、権力に対するチェックとバランスを重視する道を選ぶでしょう」
「最後の例は、経済についての政治判断です。企業を救うためには政府の介入が必要ですが、すべての企業を助けることはできない。ある政府は、大企業を救うことを選ぶでしょう。しかし別の政府は、石油や航空会社が潰れても、小さなレストランや理髪店などを助けることもできます」
「すべてにおいて決まった答えはなく、政治に委ねられます。だから私は現状が医療だけでなく政治の重大局面だと定義するのです」
強さ求める国民、慎重な政府
――独裁と民主主義のうち、どちらが感染症の脅威にうまく対応しているでしょうか。
(続く 省略)
なるほど
さすが教授は文章うまいね
上手に言いあてている
私ならこの「テーマ」で別の文章書くかな
ハラリ氏は「コロナ後の世界」でも、発表してるが、こちらも面白い
さて、出かけないと・・
拡大する